新作はこのカラーリングに加え、「仕上げ」という点でもこだわりを見せる。ガルフストライプが映えるシルバーダイアルにはファイングレイン仕上げが施され、その質感と合わせるように、グレード2のチタンケースはサンドブラスト仕上げに。またホワイトのテキスタイルストラップはプロのレーシングスーツに使用される耐熱性を備えた「ノーメックス®」が採用されている。興味深いのはこの「ノーメックス®」が、映画『栄光のル・マン』でスティーブ・マックイーンが実際に着用したレーシングスーツを製造したアメリカの老舗メーカー、ヒンチマン社から調達されていることだ。
スプリットセコンド機構を搭載していることが最大の魅力ではあるが、こちらの新作を唯一無二の存在にしているのが、ケース採用されている素材だ。それが新たに開発された「TH-チタン」である。独自の熱処理を加えると金属が原子レベルで変容。不規則な模様が表面に浮かび上がるため同じ柄は2つとないという。
この「TH-チタン」ケースに加え、搭載ムーブメント「TH81-00」もチタン製となり、ムーブメントの重さは30gしかない。ストラップとバックルまでいれた時計トータルの重さでも86gという軽量化を実現している。
これまで数々の伝説を生み出してきたタグ・ホイヤーのモナコ。この歴史的マスターピースには、やはり「革新」という言葉が、よく似合う。タグ・ホイヤーの開発陣は、この歴史的背景の重要性を深く理解しており、新たな時計作りへの情熱につなげている。
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